竹之本の十三仏(不動・釈迦・文殊・普賢・地蔵・弥勒・薬師・観音・勢至・阿弥陀・阿しゅく・大日・虚空蔵)は昔からもっとも親しまれてきた仏様です。仏教では人が亡くなると、次に生まれ変わる世界があるといわれています。この世界を来世といい、残された家族は、十三の仏様に守られて故人が極楽に行けるようにお参りします。十王信仰から日本で三つ加えられた十三仏は、初七日から三十三回忌までの法事をつかさどる仏様たちです。昭和15年まであったお堂は、現在山口金吾さんによって再建され、手厚く守られています。