竹之本




竹之本の十三仏(不動・釈迦・文殊・普賢・地蔵・弥勒・薬師・観音・勢至・阿弥陀・阿しゅく・大日・虚空蔵)は昔からもっとも親しまれてきた仏様です。仏教では人が亡くなると、次に生まれ変わる世界があるといわれています。この世界を来世といい、残された家族は、十三の仏様に守られて故人が極楽に行けるようにお参りします。十王信仰から日本で三つ加えられた十三仏は、初七日から三十三回忌までの法事をつかさどる仏様たちです。昭和15年まであったお堂は、現在山口金吾さんによって再建され、手厚く守られています。


     
 

経塚



竹之本の大川渡橋から上る旧道の側に、お経塚と呼ばれる円い塚があり、聖徳太子の石碑と観世音菩薩の石像が左右に祀られています。経塚はお経が書かれた経文を経筒・経箱に入れて埋めた塚のことで、後に石にお経を書いて埋めました。少し前まで、経塚の上では道祖神祭の日にどんど焼きをして子供達は「道祖神の丸焼けだ」といって騒ぎ立てるお祭りでにぎわいました。

 
 

オツキ石



戸渡の川向こうにオツキ石と言う平らな石があります。通行の邪魔になる石でした。竹之本の大屋のおかたが、この石を庭石にでもしようと、掘り始めたが、七日七夜骨折ったが動かず断念しました。この石の下には石塔が安置されており、歌舞伎で有名な平敦盛の供養のため主人公の弥兵衛が石碑を刻み、自ら背負ってこの石の側まで来たが、霊感を感じここに下ろして納めたと言い伝えられています。